管理栄養士が教える「紫外線対策に効果的な栄養素」その3<ビタミンA・ビタミンE>

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ここまで紫外線対策に欠かせない栄養素・成分をご紹介してきました。

過去記事はこちらからどうぞ!

ビタミンCについて

ポリフェノールについて

最後に、肌の修復に欠かせないビタミンA・ビタミンEについて本日は解説していきます。

ぜひ参考になれば嬉しいです!

紫外線対策にビタミンAが必要な理由

ビタミンAは下記の役割があります!

  • 皮膚の生成
  • 肌の保湿
  • シワやたるみを防ぐ

など健康な肌を保つのに欠かせない成分です。

紫外線を浴びると、ビタミンAが壊され不足してしまいます。

ビタミンAは、身体で必要な量を作り出すことができないため補給していくことが必要です。

ビタミンAを十分に摂取することで肌細胞の損傷から守ることができるため、

意識して取り入れていきましょう。

ビタミンAを食べ物から摂取する

ビタミンAはレバー、うなぎ、卵黄などの動物性食品に多く含まれています。

また人参やトマト、カボチャ、ほうれん草など色が濃い緑黄色野菜に含まれる

βカロテンは、体内で必要な分だけビタミンAに変換されます。

ビタミンAは目や皮膚の健康を守り、成長作用や抗酸化作用など・・

全身に必要とされる栄養素です。

皮膚へも蓄積することができますが、中々食事だけで紫外線から守る量のビタミンAを

貯めることは難しいのでサプリメントの摂取や経皮吸収など上手く活用していきましょう。

ビタミンAを経皮から吸収する

最近では、「レチノール配合コスメ」を見かけたことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

レチノールはビタミンAの一種で、

皮膚の健康を保ち、ニキビ予防やシミ・たるみ・シワの改善が期待されます。

高濃度のレチノールが配合されている場合は「レチノール反応」と呼ばれる下記の症状が

あらわれる場合があります。

  • かゆみ
  • 炎症
  • ヒリヒリ感

敏感肌の方や生理前の肌が過敏になる時期は特に注意して様子を見ながら使用していきましょう。

心配な方は、皮膚科でレチノールを処方しているため肌質や肌トラブルを

相談しながら処方してもらいましょう。

紫外線対策にはビタミンEも良い効果が期待されている

ビタミンEには抗酸化作用があり、紫外線を浴びることによって増えた

活性酸素を除去してくれる効果が期待されています。

ビタミンEは卵・アーモンド・うなぎ・アボカドなどに多く含まれています。

さらにビタミンEは脂溶性ビタミンなのであぶらに溶けます。

生で食べるよりも調理の際にあぶらを使用すると吸収率がアップしますので

ぜひ意識して調理してみてください!

※とはいえ、油物に偏らないようご注意くださいね

また、ビタミンEはビタミンCと一緒に摂取することで相乗効果も◎

食べる組み合わせも考えながら摂るようにしていきましょう。

まとめ

ビタミンAやEは普段バランスよく食事を摂っていれば不足しやすい栄養素ではありませんが、

長時間紫外線を浴びる機会があったり、夏の紫外線が多い時期には

肌の修復をするためにも積極的に摂取を意識していくことが必要です。

無理せず、正しい方法で紫外線の対策をしながら暑い夏も乗り切っていきましょう!!